ロック溝位置ゲージとは?通止検査を誰でも簡単に実現する専用ゲージ製作事例|SKS3焼入れ精密ゲージ
通り・止まりを1台で判定|位置ズレ±数ミクロンを現場で即チェックできる検査治具
製品仕様(ロック溝位置ゲージ)
本日出荷した課題解決事例をご紹介します。
- 品名:ロック溝位置ゲージ
- 形状:90×120×25 組付け構造(ノックピン留め)
- 材質:SKS3
- 表面処理:黒染め防錆
- 熱処理:焼入れ焼き戻しサブゼロ処理 HRC58~63
- 仕上:▽▽▽(G)
- 購入品類:なし
- 設計:渡辺精密工業株式会社
- 個数:1セット
- 当社製造番号:26-00403
このゲージの用途|ロック溝位置の『通止検査(GO/NO-GO)』
本ゲージは、製品に加工されたロック溝の『位置精度』を簡単かつ確実に検査するための専用ゲージです。
特徴は『1台で通り・止まり判定が可能』な点です。
構造と検査の仕組み
基準は4本のピン(φ13.3)
- ベースプレート:90×120×T15(SKS3)
- 四隅にφ13.3(0/-0.01)のピンを配置
この4本のピンが、検査の基準軸となります。
通り・止まりを分ける2系統構造
4本のピンのうち、
- 2本:『通り(GO)側』
- 2本:『止まり(NOGO)側』
と役割が分かれています。
さらに、ピン間の仮想基準から三角形の爪までの距離を変えています。
- 通り側:3.6(0/-0.005)
- 止まり側:3.2(±0.0025)
実際の検査方法(現場での使い方)
1.製品(被測定物)を手に持つ
2.2本のピンに嵌める(穴ピッチ80)
3.三角形の爪との干渉を確認
判定基準は以下の通りです。
- 『通り側で嵌る』→OK
- 『止まり側で嵌らない』→OK
- 『止まり側でも嵌る』→NG
なぜこの構造が重要なのか?
このゲージの本質は『位置ズレを瞬時に判定できること』です。
通常、ロック溝位置の評価は、
- 三次元測定機
- 測定治具+測定者スキル
に依存します。
しかし本ゲージでは、
- 『誰でもできる』
- 『すぐにできる』
- 『判断がブレない』
という状態を実現しています。
現場導入のメリット
① スキルレス化(属人化の排除)
測定者の経験に依存しません。
② 即時判定(スピード向上)
ライン横でその場判定が可能です。
③ 環境非依存
測定室不要、現場で使用可能です。
④ ミス防止
『通る・通らない』の2択でヒューマンエラーを排除
設計のポイント|なぜ組付け構造なのか?
本ゲージは組付け構造を採用しています。
理由は以下です。
- 精度維持と調整性の両立
- ピンと爪の位置関係を高精度で保証し、動かない耐久性
- メンテナンス・再調整が可能
また、焼入れ(HRC58~63)により、
『長期使用でも精度が維持される設計』となっています。
まとめ|通止検査を『現場で使える形』にする
ロック溝位置の検査は、
- 精度要求が高い
- 判定が難しい
- 工数がかかる
という課題があります。
今回のような専用ゲージを設計することで、
『検査を工程の中に組み込む』ことが可能になります。
FAQ(よくある質問)
Q1.ロック溝位置ゲージとは何ですか?
A1.製品に加工されたロック溝の位置が規定通りかを、『通り・止まり(GO/NOGO)』で簡単に判定する専用ゲージです。
Q2.通止検査(GO/NOGO)とは何ですか?
A2.規格内であれば『通る(GO)』、規格外であれば『通らない(NOGO)』という2値判定により、誰でも正確に検査できる方法です。
Q3.三次元測定機との違いは何ですか?
A3.三次元測定機は数値測定、ゲージは合否判定です。ゲージは現場で即時判断できる点が強みです。
Q4.なぜ組付け構造にするのですか?
A4.ピンと測定部の位置関係を高精度に保ちながら、調整・メンテナンス性を確保するためです。
測定部はノックピンで位置決めをおこない、六角穴穴付きボルトで強固に締結されています。
Q5.どのような業界で使われますか?
A5.自動車部品、航空宇宙業界、精密機械、治具製作、量産ラインの検査工程などで広く使用されます。
お問い合わせ
ロック溝位置ゲージ(通止検査)をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


お問い合わせはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/
渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/
■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
北海道
東北
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
関東
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
新潟県
富山県
石川県
福井県
岐阜県
静岡県
東海
中部
愛知県
三重県
近畿
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
中国
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
四国
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
九州
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県